タイとベトナムの物価比較!生活費はどっちが安い?

東南アジアの中でも人気の高いタイとベトナム。観光や移住、ビジネス進出を考える上で気になるのが「生活費」です。本記事では、タイとベトナムの物価を詳細に比較し、どちらの国の生活費が安いのかを解説します。

1. タイとベトナムの物価の基本情報

タイの物価

タイは東南アジアの中でも比較的生活費が高い国です。バンコクなどの都市部では、日本や欧米と同じくらいの価格帯のものも多く、特に観光地や外国人が多く住むエリアでは物価が高騰しています。しかし、ローカルなエリアでは比較的安価に生活することも可能です。

2025年の平均的な物価指数

  • 1バーツ ≒ 4.5円(2025年1月時点)
  • 平均月収:約25,000~30,000バーツ(約11万~13.5万円)
  • インフレ率:約3.0%

ベトナムの物価

ベトナムはタイと比べて物価が低く、特にローカル市場では安価な商品が手に入ります。ホーチミンやハノイといった大都市では物価の上昇が見られますが、それでも全体的にはタイよりも生活費が安い傾向にあります。

2025年の平均的な物価指数

  • 1ドン ≒ 0.0060円(2025年1月時点)
  • 平均月収:約8,000,000~12,000,000ドン(約48,000~72,000円)
  • インフレ率:約3.5%

2. 住居費・家賃の比較

項目タイ(バンコク)ベトナム(ホーチミン)
1LDK(市内中心部)15,000~30,000バーツ(約67,500~135,000円)8,000,000~12,000,000ドン(約48,000~72,000円)
1LDK(郊外)8,000~15,000バーツ(約36,000~67,500円)5,000,000~8,000,000ドン(約30,000~48,000円)
光熱費(月)約2,000~3,500バーツ(約9,000~15,750円)約1,000,000~2,000,000ドン(約6,000~12,000円)

結論:住居費はベトナムの方が約30~50%安い。

3. 食費・外食費の比較

項目タイベトナム
屋台の食事50~100バーツ(約225~450円)30,000~60,000ドン(約180~360円)
一般的なレストラン200~500バーツ(約900~2,250円)100,000~300,000ドン(約600~1,800円)
高級レストラン1,000バーツ以上(約4,500円~)500,000ドン以上(約3,000円~)
スーパーでの食材費(月)5,000~8,000バーツ(約22,500~36,000円)3,000,000~5,000,000ドン(約18,000~30,000円)

結論:食費もベトナムの方が安いが、高級レストランではあまり大差なし。

4. 交通費・生活必需品の比較

項目タイベトナム
電車・バスの初乗り約20~40バーツ(約90~180円)約7,000~15,000ドン(約42~90円)
タクシー初乗り約35バーツ(約160円)約12,000ドン(約72円)
ガソリン(1L)約40バーツ(約180円)約23,000ドン(約138円)
携帯料金(月)約300~600バーツ(約1,350~2,700円)約150,000~300,000ドン(約900~1,800円)
インターネット料金(月)約600~1,200バーツ(約2,700~5,400円)約250,000~500,000ドン(約1,500~3,000円)

結論:交通費、通信費ともにベトナムの方が安い。

5. まとめ:タイとベトナム、どちらが安い?

タイとベトナムの物価を比較すると、全体的にベトナムの方が安く生活できることが分かります。

住居費はベトナムが約30~50%安い
食費はベトナムが若干安いが、高級レストランは同程度
交通費や通信費もベトナムが安価
タイはインフラや利便性が高い分、物価が高め

結論

  • コストを重視するならベトナムの方が適している。
  • タイは少し高いが、生活の利便性やサービスの質が良い。

移住や長期滞在を考えている方は、生活スタイルに合わせてどちらが自分に合っているか検討することが大切です。