【2025年最新版】ベトナムの配車アプリ完全ガイド|Grab・Xanh SM・Gojekの使い方・料金・注意点

ベトナムを旅行した人なら、一度は街中でタクシーやバイクタクシーを見かけたことがあるはずです。しかし、初めて訪れる観光客にとっては「料金交渉が難しい」「ぼったくられないか不安」という声も少なくありません。
そんなときに便利なのが配車アプリ。スマホひとつで車やバイクを呼べ、料金も事前に分かるため、安心して利用できます。ベトナムでは「Grab(グラブ)」「Xanh SM(サンスマート)」「Gojek(ゴジェック)」が代表的で、それぞれに特徴があります。
この記事では、ベトナムで人気の配車アプリの特徴、使い方、料金、そして観光客が利用するときの注意点を徹底解説します。
目次
1. ベトナムで配車アプリを使うべき理由
ベトナムの都市部、特にホーチミンやハノイは交通量が非常に多く、タクシーを拾うのも一苦労です。従来のタクシーでは料金交渉が必要だったり、外国人観光客が不利な値段を提示されることも珍しくありません。
一方で配車アプリを利用すれば、料金がアプリ上で確定しており、現金やカードでスムーズに支払いが可能。英語や日本語対応の表示があるアプリも多いため、外国人旅行者にとって安心感があります。また、目的地をアプリに入力するだけで済むので、言葉の壁を気にせずに移動できるのも大きなメリットです。
2. Grab(グラブ)|東南アジア最大シェアの定番アプリ

ベトナムで最も広く利用されている配車アプリがGrab(グラブ)です。シンガポール発のサービスで、今や東南アジア全域に広がっています。
- 対応都市:ハノイ、ホーチミン、ダナン、フエなど主要都市すべて
- サービス内容:タクシー、バイクタクシー、フードデリバリー、荷物配送まで網羅
- 料金目安:市内移動で30,000〜100,000ドン(約180〜600円)
Grabは配車数が多いため、待ち時間が短いのが大きな魅力です。アプリは英語に対応しているため、ベトナム語が話せなくても問題ありません。ただし、雨の日やラッシュアワーには料金が高騰(サージプライシング)することがあるので注意が必要です。
3. Xanh SM(サンスマート)|環境に優しいEVタクシー

近年注目を集めているのが、Xanh SM(サンスマート)です。2023年にベトナムの大手企業ビングループが立ち上げた新しい配車サービスで、全車両が電気自動車(EV)。鮮やかな青色の車体が目印です。
- 特徴:EVを採用し、環境に優しい移動手段
- 料金:Grabと同等かやや安い設定。キャンペーン価格が適用されることもある
- メリット:車内が清潔で新しく、乗り心地が快適
観光客からは「Grabより快適」という声もあり、ベトナムでの新しい移動手段として人気急上昇中です。特にハノイやホーチミンでは、街中でこの青いEVタクシーを頻繁に見かけるようになっています。
4. Gojek(ゴジェック)|バイク移動で渋滞回避

インドネシア発の配車アプリGojek(ゴジェック)も、ベトナムでは一定の人気があります。特に「バイクタクシー」に強みがあり、車の渋滞をすり抜けて短距離移動をスムーズにしてくれるのが特徴です。
- 料金目安:短距離で10,000〜20,000ドン(約60〜120円)とGrabよりも安い
- メリット:渋滞を回避でき、移動時間が短縮できる
- デメリット:大きな荷物があると利用しにくい
Gojekは料金の安さとスピードが魅力ですが、雨天時には少し不便。観光よりも出張や単独行動時に便利な移動手段として活用されています。
5. 配車アプリの料金と支払い方法
配車アプリの料金は、距離と時間帯によって変動します。GrabやGojekは混雑時に価格が上がる仕組みがあり、通常の1.5倍以上になることも。Xanh SMは比較的安定しているものの、需要が集中すれば料金が高騰することがあります。
支払い方法は以下の通り:
- 現金払い:最も一般的。到着後にアプリが提示した金額を支払うだけ。
- クレジットカードやデビットカード登録:アプリに登録しておけばキャッシュレス決済可能。
- 電子ウォレット:Momoなど現地の電子決済アプリとも連携可能。
観光客には、現金払いか国際クレジットカード登録がおすすめです。
6. 観光客が知っておきたい注意点と使いこなし術
配車アプリは便利ですが、利用する際にはいくつか注意点があります。
- 通信環境の確保:現地SIMカードやeSIMを購入して、常時ネット接続を確保しておくことが大切。
- 乗車前の確認:車両ナンバーとドライバーの顔写真を必ず照合する。
- 混雑時間帯の利用:朝夕のラッシュや雨の日は料金が高騰するため、移動は時間に余裕を持つ。
- 安全面:バイクタクシー利用時はヘルメットを必ず着用する。
- 空港利用時:ノイバイ国際空港(ハノイ)やタンソンニャット国際空港(ホーチミン)でも利用可能。ただし、空港内でのピックアップ指定が必要な場合がある。
こうした工夫をすれば、より安全かつ快適にベトナムの配車アプリを活用できます。
7. まとめ:ベトナム旅行で配車アプリを活用しよう
ベトナムの配車アプリは、観光客や出張者にとって欠かせない移動手段になっています。Grabの安定感、Xanh SMの環境意識、Gojekのスピードと低価格と、それぞれのアプリに強みがあり、目的やシーンに合わせて使い分けるのが賢い選択です。
ベトナムを訪れる際は、ぜひ配車アプリを活用して、安全で快適な旅を楽しんでください。
(Photo by Unsplash.com)