ベトナムでクレジットカードは使える?現金との使い分け完全ガイド

「ベトナムではクレジットカードが使えるの?」「どこで現金が必要?」
海外旅行では支払い手段の違いに戸惑うことも多いですが、事前に知っておくことでスムーズで快適な旅が実現します。本記事では、ベトナムでのクレジットカード利用の実情や注意点、現金とカードの賢い使い分け方を徹底解説します。
目次
1. ベトナムの支払い事情:キャッシュレスは進んでいる?
ベトナムではここ数年でキャッシュレス化が進み、都市部や観光地ではクレジットカードやQRコード決済が使える店舗が増えてきました。特にハノイやホーチミンの中級〜高級ホテル、レストラン、ショッピングモールなどではVisaやMastercardが広く受け入れられています。
一方で、地方都市やローカルな屋台・商店では現金のみのケースが多く、完全キャッシュレスな旅はまだ難しいのが現実です。
2. クレジットカードが使える場所・使えない場所
シーン | カード利用状況 | 備考 |
---|---|---|
空港・ホテル(中級以上) | ◎ | デポジット支払いにも対応 |
高級レストラン・カフェ | ◎ | 10%のサービス料が加算される場合あり |
ショッピングモール(Vincomなど) | ◎ | サイン or PIN入力が求められる |
コンビニ(Circle Kなど) | ◯ | 少額決済は現金が好まれることもある |
屋台・ローカル食堂 | × | 完全現金のみ |
タクシー(流し) | × | アプリ(Grab)経由ならカード可 |
マーケット(ベンタイン市場など) | ×〜△ | QR決済を導入している店も増加中 |
3. ベトナム旅行におすすめのクレジットカード
ベトナム旅行に持っていきたいクレジットカードの条件は次の通りです:
- ✅ Visa または Mastercard ブランド
- ✅ 海外旅行保険が付帯(できれば自動付帯)
- ✅ タッチ決済対応(Visaタッチ、Mastercardコンタクトレス)
- ✅ 海外キャッシングが可能
- ✅ 為替手数料が1.6〜1.7%以内(理想)
おすすめ例:
- エポスカード:年会費無料で海外旅行保険付き
- 楽天カード(VISA):使える店舗が多くポイントも還元
- 三井住友カード(NL):タッチ決済対応・スマホ管理が便利
- Wise / Revolut(デビット型):リアルタイム為替&アプリ管理が可能
※JCBカードは対応店舗が限られるため、サブカードとしての携帯を推奨。
4. 現金が必要なシーンと両替のポイント
以下のようなシーンでは現金が必要不可欠です:
- ローカル食堂や屋台での食事(1回30,000〜100,000VND)
- タクシーやモーターバイクタクシー(交渉制が多い)
- トイレの利用料(2,000〜5,000VND)
- 市場での買い物やチップ(マッサージやホテルのスタッフなど)
両替のコツ:
- 日本の空港よりもベトナムの市内両替所の方がレートが良い
- ホーチミンでは「Nguyen An Ninh通り」にある両替所が人気
- ATM引き出しも可能だが、1回20,000VND〜50,000VNDの手数料がかかる場合あり
✅ 少額紙幣(10,000〜50,000VND)を多めに持っておくと便利!
5. クレジットカードと現金の使い分け術
カードを使うべきシーン:
- ホテルの宿泊代やデポジット支払い
- 高額なショッピング(お土産、ブランド品など)
- Grabでの移動やデリバリー注文
- 空港内・モールでの食事や買い物
現金を使うべきシーン:
- ローカル食堂や屋台での食事
- 市場・露店での値引き交渉時
- チップ、少額支払い(飲み物代、バイク駐輪代)
- ATM利用時の引き出しにも現地通貨が必要
旅行者向けのバランス例(1日あたり):
- カード払い:70〜80%(宿泊・移動・買い物)
- 現金:20〜30%(食事・チップ・交通費など)
→ 1日あたり20〜40万VND(約1,200〜2,400円)を目安に現金所持
まとめ|ベトナムでは「カード+現金」のハイブリッドが正解
ベトナムではクレジットカードが使える場面は増えてきたものの、まだまだ現金が活躍するシーンも多くあります。
「カード+現金」の使い分けを意識することで、安全かつ効率的な支払いが可能です。
- VisaまたはMastercardで対応力を強化
- 現金は少額紙幣を多めに持つ
- スキミングや両替詐欺には十分注意!
お金に関するストレスを減らして、ベトナム旅行を存分に楽しみましょう!
(Photo by Unsplash.com)